【男女の感覚の違い】空間の好みの違い〜なぜオフィスはあんなに無機質なのか

オフィスの多くって「無機質」ですよね。

余計なものがない、
白や黒が多くて色が少ない、
人工的な空間。

あの空間の中にいると、
私は圧迫感を感じて
ちょっと身体が緊張する感じがあります。
(女性の方、共感してくれるかな)

好き好んであんな空間にいるわけじゃないんだろうと思ってたんです。

でもね。
男性の感覚からすると、
同じ空間に対する感覚が違ったんですよ。

今回も、

こちらの矢印の感覚から解説していきます。
(矢印の感覚についてはこちら→それぞれ違う矢印の感覚

 

女性は、周りから色々な感覚を受け取ります。
外からの刺激に影響を受けやすい。

どのみち周りの感覚を受け取り続けてしまうので、
不快な刺激よりは
心地よい刺激の方がいいわけです。

自分が心地よいと感じる刺激がある空間に囲まれていると
リラックスできます。

例えば
自然(緑があるだったり、外の心地よい風があるだったり)がある
手触りのいい家具や小物に囲まれている
自分の好みの色や柄に囲まれている

単一で一定のものより
より自然に近いもの、
ゆらぎのあるものの方が落ち着く、とも言えそうです。
安心できるものに囲まれている感覚を必要としているのかな。

「手触り感」を大事にする感じもありますよね。

最近、自分で「始めた」女たち、という本を読んだのですが、
女性たちの仕事場が、カラフルだったり色や柄のあるもの、
好きなもので構成された自分の世界観に囲まれているのが、とても印象的でした。
(あ、素敵な本なので、おすすめです!)

表紙からもちょっとわかるかな?
自分でやっている人たちなので、自分の自宅に仕事場があったり、スタジオだったりがあって、自分で好きな空間を作っているんですね。
カラフルでおしゃれなのはアーティスト・デザイナー系が多かったせいもあるかとは思いますが、
女性が「心地よい」と感じるのってこういう空間だよな、と思わせる写真がたくさんありました。
無機質な空間は、ほとんどなかったです。

 

さて、では男性の感覚からはどうなのか、です。

男性の感覚にとっては、
目標に向かえる、集中できることが重要になります。
特に仕事場は、そういう場所ですね。

女性の感覚からは無機質で冷たくて緊張感がある、と感じたオフィスの空間は、
男性の感覚に入った時に「目標に向かうことに集中できる」と感じました。

ノイズがなくて「楽」という感じだったんです。

あの無機質なオフィスが「良い」という感覚あるんだ!とびっくりしたし、
男性が自分の部屋に好む色として白、黒、茶あたりが多いのも、
こういう理由が一つにはあるからなのかも、と納得したんですよね。

 

男女の心地よいと感じる空間、
力を発揮できる空間は違う。

それに気づいた当時の私は、
自分が、それまで居心地の悪さを感じながらも、
「合わせてきた」のを自覚しました。

「みんな居心地悪い空間なんだから私も我慢しよう」みたいな感じだったのかなと思います。

でも、男性は男性の心地よい空間を作ってきたんだ、ということがわかって、
女性も、自分たちが心地よい空間を大事にして良いんじゃないか、と感じたんです。

注意しなきゃいけないのは、
女性が作る心地よい空間が、
男性にとっても心地よい空間とは限らないこと。

これだけ違うんだったら、
空間の棲み分けを考えても良いのかもな、なんて
思ったりしています。

お互いの違いを尊重して、
相手の心地よさも大事にしながら
共生していけたらいいよね。

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました